木育おもちゃを製造販売する有限会社 一場木工所（本社：広島県三次市／代表 ：一場未帆）は、職人技術とデジタル技術を駆使し、豊かな木材表現を追求する株式会社アーティストリー（本社：愛知県春日井市／代表：水戸勤夢）とタッグを組み、全国に木育、子育て支援の輪を広げる挑戦を始めます。




木育とは
木材と森林に触れることを通して豊かな感性を育むこと、次に木材や森林の置かれている現状、材料としての木材の特徴や利用の意義、森林の価値などを環境・経済・文化・社会的な視点から正しく知ることを通して、子どもから大人までの全ての人がそれぞれの立場で木材·森林との関わりを考え、その結果として木材・森林を活かすことのできる人を育てる教育活動です。


今までの活動

一場木工所代表の一場未帆は、木育普及委員会(https://mokuiku-hiroshima.jp/)の代表として、木育フェスや木育アカデミーなどのイベントを主催し、魅力発信を行なってきました。 また、軽トラックを木育おもちゃやワークショップ用品を積載できる「荷箱：こころんカー」を企画開発し、様々な場所にて、このころりんカーを中心とした多目的なイベントを開催しています。移動式にすることで、高額な木育施設の建設も必要なく、低コストでイベントが実施できるのがメリットです。


新たな要素を加えて進化



今までの「学び」としての要素に加えて、「３つの支援」と「災害時の支援」の機能を加えた新しい木育カーを提案します。

①３つ支援
・子育て：イベント時の子どもの一時預かりの場や授乳ミルクステーション、保育室としての場を提供します。
・体験型：移動式により、企業や行政の子育てイベントと連携を容易にします。
・観光：地域の木育、木製品を展示し、その自治体でのイベント開催を可能とします。

　 ②災害支援
・子どもたちに遊び場を提供し、心と生活(着替え、授乳場所)のケアを行います。
・おもちゃ以外の支援物資の運搬を行います。
・移動式WiFiとポータブルバッテリーでモバイルステーションとしての役割を果たします。



協業の背景と今後
建築家 隈研吾氏を会長に2021年に設立された一般社団法人日本ウッドデザイン協会（https://www.jwda.or.jp/）にて２社は出会います。「木を活用した社会課題の解決をめざす」をテーマに150社以上の企業・団体・行政機関が参加する協会において、木育による積極的な活動を行う一場木工所のビジョンに、「豊かな生活環境づくり」を理念とするアーティストリーが共感し、共創関係に至りました。

今後は、設計を進めるとともに、各自治体との連携を深め、今春にクラウドファンディングを実施し、広く支援者・賛同者を呼びかけていきます。